大津町室地区の地域墓地にて、扉式のお墓へのリフォーム工事

熊本市をはじめ熊本県全域で、お墓、石材の仕事をさせていただいております今村石材工業 今村です。大津町室地区の地域墓地にて、扉式のお墓へのリフォーム工事をさせていただきましたので、ご紹介いたします!

大津町室地区 地域墓地 扉式のお墓へのリフォーム

 

当社の工場があり、私の出身地でもある大津町のお客様からのご相談で、お墓のリフォームをお手伝いさせていただきました。20年ほど前、お母様の頃からご縁があったお客様で、このたびお声かけいただきました。

 

こちらがご相談のお墓です。昭和48年、建立からもう50年以上になるお墓です。お墓本体は佐賀県産の唐津石、外柵部分は地元の島崎石で作られています。お客様は、このお墓を観音扉式のお墓にすること、正面の玉柘植や階段をなくしてフラットにすることを検討されていました。ただ、ご両親様が建てたお墓なので、お墓そのものは残したいとご希望でした。

 

後方です。遠縁のご親戚様というお隣のお墓とくっついて建てられていましたので、この点もご相談いただきました。

 

墓誌です。こちらも島崎石で作られています。たくさんの仏様のお名前がありましたが、汚れがついて文字が読み取れなくなっていました。こちらは洗浄して読みやすいよう色を入れます。ご希望をうかがってお見積りや工事のご説明を差し上げて、工事に入らせていただきました。

 

リフォーム工事完了です! 以前のお墓が想像できないくらい変わりました^^

 

今回は、お墓はそのままで取り外さず、クリーニングをして色入れを行いました。洗浄後に手前の階段や植栽部分を撤去して観音扉を作成、お参り部分はコンクリートを打って仕上げました。階段がなくなってフラットにお墓に入れるようになり、立ったままお参りができます。

 

お墓手前部分です。以前は階段を上ってお墓に入り、拝石を取り外して深い納骨室へ納骨する形でした。観音扉を手前に取り付けたことで納骨がしやすく、管理もしやすくなりました。建立年月や家名のある部分はもともとの島崎石の外柵の一部で、クリーニングをして色入れをし、ここまできれいにすることができました。納骨扉との間の天板は、まだ強度も十分でしたので表面に左官仕上げをして仕上げています。線香蝋燭立は以前のものが古くなっていたので新しく作成しました。

 

階段の両脇の間知石の土台は撤去して、扉の左右には御影石の石貼りの前壁を作りました。足元は歩きやすいようコンクリートの左官仕上げをして、工事完了です。

 

お隣のお墓との境も御影石で壁石を作り、強度的にも安心で、見た目もきれいに仕上げました。できる限り今のお墓を維持しながらもご希望を叶えたリフォームに、お客様には大変ご満足いただけました! ご法要のあと、妹さんとご一緒に記念撮影をさせていただきました^^ 今回は、かなり昔のご縁にも関わらず当社のことを覚えていてくださって、お声かけいただき本当にありがとうございます。また何かお困りの時は、いつでもお気軽にお声かけいただければ幸いです。

大津町をはじめ、熊本は大きな昔ながらのお墓も多いです。お参りや管理のしやすさを考えてリフォームを検討されている方もいらっしゃると思いますが、できればご先祖様から受け継いだ大切なお墓を残したいという方も多いのではないでしょうか?当社ではお墓の状態をしっかりと見極めて、活かせる部分は最大限活かしてご希望に沿うようにリフォームするご提案をしております。自社で建立したお墓ではない場合は事前に構造がはっきり分からない部分もありますので、その点を事前にお伝えして、工事がある程度進んでから次の工程を決めていくこともあります。大切なお墓を残しつつ、今後も安心して気持ちよくお参りいただけるようにお手伝いいたしますので、まずはお気軽にご相談ください!